不動産投資初心者

サラリーマンの年収別不動産投資ガイド|400万〜1500万円の戦略

年収400万・600万・800万・1000万・1500万円のサラリーマン別に、不動産投資の始め方・融資可能額・物件選びを具体的に解説します。

Estate Serenity Nova Editorial Team2026-06-13更新 2026-06-13

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「サラリーマンでも不動産投資はできる?」「自分の年収でいくらの物件が買えるの?」という疑問を持つ方は多いです。不動産投資の可能性は年収によって異なりますが、年収400万円から投資を始めているサラリーマンは珍しくありません

本記事では、年収400万〜1,500万円の各帯域別に、融資可能額・物件選びのポイント・始め方を詳しく解説します。

サラリーマンが不動産投資に向いている理由

融資審査で有利

不動産投資ローンの審査で最も重要なのが「雇用の安定性」と「収入の継続性」です。サラリーマン(会社員)は、正社員であれば毎月一定の給与が保証されており、フリーランス・個人事業主と比べて融資審査で有利です。

雇用形態融資審査での評価
大手企業・公務員非常に有利
中堅企業の正社員有利
中小企業の正社員普通
契約・派遣社員やや不利
個人事業主・フリーランス不利(収入証明に3年分の確定申告必要)

本業の収入で安定的にローン返済できる

本業の収入でローン返済ができるため、「家賃収入がなくても生活が成り立つ」という基盤があります。これが、リスク管理を安定させる重要な要素です。

節税(損益通算)の恩恵が受けられる

不動産所得が赤字になった場合、給与所得との損益通算が可能です。年収が高いほど節税効果は大きくなりますが、年収400万円以上であれば一定の節税効果があります。

年収400万円のサラリーマン

基本情報

項目内容
融資可能額の目安2,500〜3,000万円程度
推奨頭金100〜300万円
節税効果(不動産所得▲50万円の場合)約10〜12万円/年
向いている物件地方の中古区分・地方中古ワンルーム

年収400万円でできること

物件例: 地方都市の中古ワンルーム(1K)
  価格: 800〜1,000万円
  家賃: 4〜5万円/月
  融資: 800万円(フルローン・金利2%・25年)
  月返済: 約34,000円
  月収支: 40,000円 - 34,000円 - 7,000円(経費) = ▲1,000円

年収400万円では**「資産形成・老後の収入確保」が主目的**になります。節税効果は小さいですが、将来的な家賃収入の確保として投資を捉えることが合理的です。

注意点

  • 物件価格を抑えるために地方・築古を選ぶ場合、空室リスク・修繕リスクが高まります
  • フルローンでは毎月手出しが発生する可能性が高いため、「手出しの許容額」を事前に設定してください
  • まず「1棟目は小さく・安全に」という意識が重要です

年収400万円でも投資できる

年収400万円でも不動産投資は可能ですが、「節税より長期の資産形成」を主目的とし、月々のキャッシュフローが許容範囲内に収まる物件を選ぶことが大切です。

年収600万円のサラリーマン

基本情報

項目内容
融資可能額の目安3,500〜4,500万円程度
推奨頭金150〜400万円
節税効果(不動産所得▲100万円の場合)約25〜30万円/年
向いている物件地方都市の区分・首都圏郊外の区分

年収600万円でできること

物件例A: 首都圏郊外の中古ワンルーム(1K)
  価格: 1,500万円(神奈川・埼玉)
  家賃: 7万円/月
  融資: 1,300万円(頭金200万・金利2%・30年)
  月返済: 約48,000円
  月収支: 70,000円 - 48,000円 - 12,000円(経費) = +10,000円

物件例B: 大阪・中古ワンルーム
  価格: 1,200万円
  家賃: 6.5万円/月
  融資: 1,000万円(頭金200万)
  月収支: 65,000円 - 41,000円 - 11,000円 = +13,000円

年収600万円では、首都圏郊外または大阪・名古屋エリアでキャッシュフローをプラスにすることが目指せます。

節税効果(年収600万円・税率20%帯)

不動産所得(会計上の赤字): ▲100万円
節税額: 100万円 × 30% ≒ 30万円/年

年間の節税効果としては限定的ですが、
長期保有で累計すると数百万円の節税になります

年収800万円のサラリーマン

基本情報

項目内容
融資可能額の目安5,000〜7,000万円程度
推奨頭金200〜700万円
節税効果(不動産所得▲150万円の場合)約50〜55万円/年
向いている物件東京23区の中古区分・首都圏の区分複数戸

年収800万円でできること

物件例: 東京23区・中古ワンルーム(1K)
  価格: 2,500万円(北区・江戸川区等)
  家賃: 8.5万円/月
  融資: 2,200万円(頭金300万・金利2%・35年)
  月返済: 約72,000円
  月収支: 85,000円 - 72,000円 - 13,000円 = 0円(損益分岐点)

年収800万円では東京23区の物件にアクセスできる可能性が高まります。また、物件を2戸取得してリスク分散・収入増加も視野に入ります。

節税効果(年収800万円・税率23%帯)

不動産所得(会計上の赤字): ▲150万円
節税額: 150万円 × 33% ≒ 50万円/年

節税効果が本格化してくる年収帯です。減価償却が大きい新築物件や木造アパートとの組み合わせも有効です。

年収1,000万円のサラリーマン

基本情報

項目内容
融資可能額の目安7,000〜10,000万円程度
推奨頭金500万〜1,000万円
節税効果(不動産所得▲200万円の場合)約80〜90万円/年
向いている物件東京23区の区分複数・一棟小規模アパート

年収1,000万円でできること

物件例A: 東京23区の区分マンション2戸
  物件1: 2,800万円(渋谷区・1K)
  物件2: 2,200万円(品川区・1K)
  合計取得: 5,000万円
  年間家賃収入合計: 約220万円
  
物件例B: 一棟木造アパート(千葉・埼玉)
  価格: 6,000万円(10室・新築)
  年間家賃収入: 約500万円
  減価償却: 約200万円/年(木造22年)

年収1,000万円では、本格的な節税戦略と資産形成の両立が可能になります。一棟アパートへのステップアップも現実的です。

節税効果(年収1,000万円・税率33%帯)

不動産所得(会計上の赤字): ▲200万円
節税額: 200万円 × 43% ≒ 86万円/年

年収1,500万円以上のサラリーマン

基本情報

項目内容
融資可能額の目安1〜2億円以上
節税効果年100万円以上が可能
向いている物件一棟アパート・一棟マンション・法人化

年収1,500万円でできること

年収1,500万円以上では、法人化との組み合わせが節税効果をさらに高めます。法人で物件を購入し、役員報酬・退職金を活用することで、個人での投資より大きな節税が実現できます。

不動産所得(会計上の赤字): ▲300万円
節税額: 300万円 × 50% ≒ 150万円/年
(所得税40%+住民税10%帯)

年収別比較まとめ

年収融資可能額目安主な投資目的推奨物件タイプ
400万円〜3,000万円資産形成・老後収入地方の中古区分
600万円〜4,500万円資産形成+節税入門首都圏郊外・大阪の区分
800万円〜7,000万円節税+資産形成東京23区の区分
1,000万円〜1億円節税+規模拡大区分複数+一棟検討
1,500万円以上1〜2億円以上節税最大化+法人化一棟+法人活用

全年収に共通する3つのポイント

1. まず「自分が借りられる金額」を確認する

年収の「何倍」かという倍率は金融機関によって異なります。事前に複数の金融機関に打診し、実際の融資可能額を把握してください。

2. 「節税効果」は「手出し」と比較する

節税できる金額より、毎月の「手出し(ローン返済+経費-家賃)」の方が大きければ、投資として成立しません。

3. 複数社の提案を比較する

1社だけで判断せず、複数の不動産投資会社に提案・シミュレーションを依頼して比較することが重要です。

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執筆: Estate Serenity Nova Editorial Team編集部プロフィール) / 更新: 2026-06-13 / 編集方針